ローン返済 について

手元にお金が無くても高額な商品が購入できてしまうローン返済。
ローンを組む前に今一度考えていただきたいことがあります。
気が付いたらローン返済地獄に陥ることに無いように。

目次

ローンを組む前に考えたいこと

手元にキャッシュが無くても物が手に入る

・最新のノートパソコンが欲しい
・家族が増えて大き目の冷蔵庫が欲しい
・車が6回目の車検となり修理代が掛かる為買い換えたい
といった時、手元にお金が無ければローンを組んで購入。

家電であればショッピングローンで分割払いが可能です。
最新のパソコンが20万円しても、
冷蔵庫+ドラム式洗濯機が合わせて50万円しても
ローンを組めば問題無し という考えは絶対危険!中には「月々の支払を把握して生活しているから大丈夫」という人もまずは聞いてほしいです。

総支払額の把握

必ず把握した方がいいです。
家電店にてショッピングローンを組む場合、金利手数料として商品価格の10%が金利手数料として取られます。
家電店ショッピングローン(分割10回払いを想定)
パソコン20万    + 金利手数料2万 = 総支払額22万円
冷蔵庫+洗濯機50万 + 金利手数料5万 = 総支払額55万円

カードローンであれば金利15%前後の場合もあります。

カードローン(分割10回払いを想定)
パソコン20万    + 金利手数料3万   = 総支払額23万円
冷蔵庫+洗濯機50万 + 金利手数料7.5万 = 総支払額57.5万円
この金利手数料をご自身で稼ぐのに一体何日働かなければいけないのでしょうか?

自動車ローン
主観になってしまいますが、ローン査定が通り安い【100万円】の中古車をローン返済した場合を考えます。

5年ローン【金利5%】の場合

月々の返済額 18,871円
総支払額   1,132,270円
利息総額   132,270円

7年ローン【金利5%】の場合

月々の返済額 14,133円
総支払額   1,187,242円
利息総額   187,242円

※銀行系のカーローンであれば金利はもっと安くなりますが、ディーラーローンに比べ審査が厳しく手続きも非常に面倒な側面があります。
100万のカーローンで車代以外に払うお金が【187,242円!】
しかも車の年式や、いわゆる当たりハズレによっては故障による修理代等のリスクも付き纏います。
このようにローンを積み重ね、自分が払ってきた利息の総額を計算した場合でも「基本は今後もローンを組んで買い物をしたい」とは思わなくなると思います。

ローン支払いや利息以外のデメリットについて

仮に上記に挙げた商品を全てローン購入したご家庭がいたとします。(あくまでも例ですが)
月々の支払
パソコン 2.2万円
白物家電 5.5万円
車の返済 1.9万円
月々のローン返済額 96,000円

ローンを組んで購入する位なので、貯金なども無いご家庭の場合、不測の出費があった際の対応も大変です。
・親戚・友人の結婚式
・お子さんの学校での行事による出費
・ご家族の急な入院
等々、頼れる親族や親戚がいればいいのですが、やはりお金の貸し借りはできれば避けたいところです。

仮に上記のようなローンを組んでいなくても、不測の事態による出費は常に考えるべきであって、蓄えが無いご家庭がローンを組むリスクの高さがお分かりになったかと思います。

自分の返済能力の把握 生活防衛資金について

ヒロはローンを組んだことが無く、常にローンによる利息を考えると「ローンはもったいない」と思いますが決してローンを否定するわけではありません。
車やバイク・インドアやアウトドアでの趣味にも出費はつきものですし、ローンを組んでまで趣味をしない方がいいといった否定をするつもりもありません。

しかし先ほどの記載した
・思わぬ出費
・自分の収入が減らない保証は無い
等といった観点から、月々の返済に無理はないか
可能であれば、不意な出費に備えた【生活防衛資金】 いわゆる貯金があった方がいいことをお勧めいたします。

生活防衛資金とは 簡単に説明すると 家庭の収入が絶たれたり、不意な出費があった際に対応できる蓄えのことで、最低でも家族が暮らせる月の生活費の6か月分はあった方がいいといわれています。

月の生活費に最低でも20万円必要であれば、仮に6か月分で
生活防衛資金 = 120万円 となります。
ヒロがしつこく伝えていることですが、 貯金が無くて困っている人の話はよく聞きますが、貯金があって困った人の話は聞いたことがありません。当たり前のことですが改めて周知していただければ幸いです

住宅ローン

年々住宅ローン金利が下がり、これを機にローンを組んで家を買う方が増えている一方、「コロナ禍により住宅ローンが払えなくなった」といったネットニュースをよく見かけるようになりました。

ヒロが勤めている会社でも、ここ数年で家やマンションを購入してローンを組んでいる同僚が数名います。

もし住宅ローンを組んだ際、さすがに総支払額を把握されるとは思いますが、住宅ローン破綻しない為にも、住宅メーカーや不動産業者、銀行の言いなりにならずローンの勉強をしましょうね。

ちなみに3,000万円の住宅ローンを金利1.5%で35年ローンを組んだ場合
35年間で払う金利負担金は約850万円になるそうです。

850万って・・・。

色々買えるなぁ~。

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この記事を書いた人

こつこつ貯金して30代で新築一軒家を一括購入しました。
ちょっと余裕のある生活は
「収入を増やす」か
「支出を減らす」こと
さあ皆さん!できることから始めましょう!

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